料理は心や!喜んでくれるのがなによりのご褒美 居酒屋日記No1
私は、職業柄たくさんの料理をつくります。
店での定番料理は材料が日持ちするもの。
冷凍できいるものを基本決めています。
その他に3,4品おばんざいを作ります。
常連様がお越しの曜日は大体わかっておりますのでその方が好みそうな物を一品作ります。
料理は、居酒屋経営者としてはプロの部類に入るかと思いますが、喜んで下さる物が基本です。
勿論、美味しくなければなりませんが。
しかし、中には、マカロニだけサラダが好きとか辛いのがダメとか一切調味料を使わないでと言う常連様もいます。
そんな料理を普通のお客様に出すわけにはいきません。
まさしく、一個人のお客様に喜んで貰う料理です。
そして、そのお客様は、それが最高の料理です。
そんな特殊な料理が好みだと言うのは中々わかりません。
しっかり会話して何気ない言葉をしっかり覚えておくことが大切なのです。
次にお越しの時、それを出してあげると凄く嬉しそうな顔をされます。
それがなによりのご褒美なのです。
高級料理店の高級食材を使えば美味しいものはできます。
しかし、料理が苦手と言う方も多いでしょう。
家族で食べる料理が美味しいのは、家族がいるから、パートナーが相手を思って作るからではないでしょか。
私は、高知の民宿でお料理を作っていた事があります。
四国といえば海の幸が豊富でお刺身は大変美味しいです。
あるきお遍路さんは毎日お刺身中心の食事です。
本当に好きでも、毎日ずっと続くと嫌になります。
カレーライスやらオムライスなどをお出しすると大変喜んでくださいました。
「料理はこころや!」とおしゃっていた神田川敏郎さん。
お亡くなりになりましたが、料理は心で出来ています。
どれだけ心を込めたか?で美味しさにプラスされるのです。
しかしながら劇的に不味いのは例外です。
また、家族団欒、恋人同士での会話なども美味しさにプラスされます。
夫婦喧嘩しながらのご飯は味がしないですからね。
料理は不得意でも気持ちはつたわるものです。
そんな職業に携われることを幸せに思い、毎日充実しています。
さて、今日のおばんざい何しようかなぁ~