雨のち晴れ人生なんてそんなもの

~桜の如く~居酒屋ママの呟き

雨のち晴れ人生なんてそんなものNo18パートナーの異変

お題「雨のち晴れ人生なんてそんなもの」

マイお題の連載ブログ18回目です。

ここまでのお話しは前ブログにてお読みください。

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新しい店に移つりました。パートナーの協力で内装も外装も見違える程です。

パートナーは、仕事終わりに無償で頑張ってくれたことに感謝しました。

順調に滑り出しました。

そんなある日、パートナーが風邪を引いたのか咳が続きました。

その日は、店を終わり家に帰るとパートナーは既に寝ていました。

私も喘息の持病があるので、呼吸音には敏感です。

なんだかおかしいなぁ~と思いつつ床につきました。

いつもおやすみ3秒の私は直ぐに寝てしまいました。

すると夜中、トントンとパートナーが肩を叩くのです。

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パートナーはよく私を突っついたり、「おかえりなさい」の言葉の代わりにトントンするので気にしませんでした。

しかし、あんまり何度もするので眠いのもありイラッとしパートナーに文句を言おうと起き上がると・・・

パートナーは凄く苦しそうにしながら「救急車」と言ったのです。

頭が真っ白になり119番が出てこない。

と、パートナーが1・1・9と言いました。

我が家は田んぼ道の入り組んだところにあります。

救急車のサイレンは聞こえますが中々来ません。

たまらず、ベランダに出て懐中電灯を振り回しました。

救急車が来て病院に運ばれました。

気がきではありません。

パートナーは酸素マスクをつけられています。

不安そうな私に苦しいはずなのに笑顔をくれます。

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泣きそうになりながら手を握っていました。

苦しそうに息をしながら私に言います。

キャッシュカードの暗証番号やら、生命保険の連絡先。

その時は何故、今と思いましたが、パートナーは自分に万が一のことがあった場合を想像していたようです。

パートナーは何本もの点滴の管に繋がれています。

やっと幸せになれたのに、先に逝かないで!

そう願いながら待合室で数時間待たされました。