「口答え」に思うこと男女間で使う言葉ではない
口答え
本来の意味は「目上の人の言動に意見し言い返す事」だそうです。
目上の人
「階級・地位や年齢が自分より上の人」です。
私はこの「口答え」と言う言葉が嫌いです。
意見でいいではないでしょうか?
特に夫婦間で用いられると強い嫌悪感があります。
世の旦那様の中には、奥様に向かって「口答えするな」という方もいます。
階級ですか?地位ですか?旦那様の方が上なのですか?
男性から「口答えするな」と言われた段階で興醒めです。
自分が偉いと思っているからです。
(*私です)
そして、居酒屋に来られるお客様にもそんな方はいらっしゃいます。
客だから偉い!と思っているのか私が女性だからでしょうか。
「意見」を「口答え」と怒るのは間違えです。
子供が親に「口答え」をする
よく聞きますが、理不尽な言葉なら「口答え」でしょう。
しかし、子供なりに頭を使い考えて出た言葉は「意見」だと思います。
「口答え」とは真っ向批判のように思えます。
士農工商の時代のなごりではないでしょうか?
口で答えることすら階級により憚られたのです。
しかしながら、なんでも意見の言える時代。
SNSやネットで非難やイジメに繋がります。
それこそが、「口答え」にピッタリに思います。
階級・地位でくくられてしまうと少し的外れかもしれませんがイジメている側はイジメられている子を下に見ているからです。
また、幼児虐待する親は、子供が口答えしたからとキレたりします。
「口答え」と言う言葉こそ差別用語だと思います。
人対人です。
お互い意見を言い合って成長するのは良い事です。
「口答え」ととらえるか「意見」ととらえるかで関係性も変わります。
世の中にはまだまだ、差別用語ではないかと思われる言葉があります。
人を思いやってこそ差別用語はなくなると思います。
言論の自由だからこそ気をつけたいですね。