雨のち晴れ人生なんてそんなもの

~桜の如く~居酒屋ママの呟き

雨のち晴れ人生なんてそんなものNo16 友達をかばったら嫌がらせの嵐

お題「雨のち晴れ人生なんてそんなもの」

マイお題の連載ブログ16回目です。

居酒屋になって常連様もできてきました。

私の店のビルには他にもテナントが入っています。

隣から中華料理・お好み焼き屋・イタリアンの店など他2件。

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私は、コミュニケーションを取るべく他のテナントさんにちょこちょこ食事を取りにいきました。

隣の中華料理屋さんからぎょうざやラーメンを持って来てもらうこともしばしば。

そんな時決まって、中華料理屋さんはお好み焼き屋さんの悪口を言う。

お好み焼き屋さんは中華料理屋さんの悪口を言っていました。

私は軽く流していました。

イタリアンの店の経営者の奥さんは友達でした。

そんな時、イタリアンの店の奥さんが「昼間、駐車場を貸して欲しい」と言ってきたのです。

「昼間は営業していないからいいよ。定休日もいいよ」と言いました。

イタリアンの店は昼間がメインです。

暫くすると、隣の中華料理屋さんが怒鳴り込んで来たのです。

「なんで、イタリアンの店の車を置かせてる!困るからやめてくれ」

「ここは、うちの駐車場でありお金も払っている。どう使ってもいいでしょう」

「ここのテナントは暗黙の了解で定休日は、うちとお好み焼き屋さんが使うんや」

「暗黙の了解でもお金払ってるのうちやしどう使ってもいいんじゃないですか」

「取り敢えず置くな」

「友達との約束です。なんと言われても嫌です」

それからと言うもの嫌がらせが酷くなり、仲が悪かったはずの中華料理屋さんとお好み焼き屋さんが揃って文句を言いに来ることも。

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中華料理屋さんとお好み焼き屋さんがイタリアンの店に文句を言いにいきました。

奥さんが謝りに来ますが「気にしないで置いたらいいよ。困った時はお互い様。友達やん」

と言ったのでイタリアンの店のお客様が置き続けます。

ある日、満席のお客様で賑やかにやっていると中華料理屋さんがまた怒鳴り込んできました。

玄関ドアを壊されて「うちは暇やから静かにしろ!隣から賑やかな声聞こえて来る気持ちわかるか?」

内心、そんな性格やからお客様来ないやろ、と思いつつ、対応しました。

あれ程、中華料理屋さんの悪口を言っていたお好み焼き屋さんが今度は2人で乗り込んできます。

私の気持ちは変わりません。

イタリアンの店も他2件から嫌がらせを受けています。

せめて友達同士仲良くしたいのです。

何気なしに携帯をいじっていました。

その時ある一件のテナント募集が目に止まります。

移転の計画が始まります。