雨のち晴れ人生なんてそんなものNo6 ストーカー元旦那との戦い
針の筵から解放されマンションに引っ越し。
私と子供3人の生活が始まります。
荷物なんて殆どありません。
家具もありません。
洗濯機と冷蔵庫、レンジは中古で買いました。
そして、カラーボックスを1人2個づつ購入。
食器や調理器具はダイソーで購入。
物を置くのに、すのこを買い「日」の字に組み立てました。
がらんとしていますが、それでも心休まる家です。
決して裕福ではありませんが皆の笑顔が嬉しいです。
私と長男は仕事。
長女は食事担当、次男は掃除を担当してくれます。
私がいつものように、夜の仕事に行き帰って来るとテーブルの上にいびつなおにぎりと手紙が添えられていました。
「お仕事ご苦労様。次男がおにぎりを作りました」と。
形は本当にいびつでしたが気持ちが嬉しく涙がでました。
それからは、少しの時間でも寝かせてくれるようになりました。
引っ越しして数日経ったある日。
玄関ドアから臭い匂いが漂ってきます。
そうです。
うんこです。
目の前が真っ黒になりました。
元旦那に家がばれたのです。
早急に警察に相談。
すると、また「引っ越しして下さい。」と言われたのです。
警察の対応に不信感を覚えながらも頼るしかありませんでした。
警察の巡回と接近禁止命令で100メートル以内には近づけなくなりました。
が、嫌がらせは続きます。
朝、お湯を沸かすのに、コンロを捻ると付かない。
外に出て給湯器をみるとコックが止められています。
何度もそんな事がありました。
また、車のワイパーが折られたり、あさっての方向に捻じ曲げられたり、長男と私の車のタイヤが同時にパンクしていた事も
その上、毎日のように、玄関のドアポストにうんこの投入。
またもや、胃がキリキリ痛み始めます。
ある日子供3人でジュースを買いに行った時でした。
長女と次男が息を切らせ帰ってきます。
なんと、元旦那がタクシーで3人を追いかけ長男がおとりになり、別方向へ誘導、長女と次男を逃がしたのです。
その後、泥だらけの長男が帰って来ました。
なんでも、車1台やっと通れる路で、追突されそうになったから脇の水田に飛び込んだそうです。
警察に被害届を提出。
告訴するか聞かれました。
この時、子供達の父親でもある元旦那を前科者にするのに抵抗があり告訴しませんでしたが、後で後悔することになります。
この後、私に新たな出合いがあります。
しかし、束の間の幸せに終わり、更なる苦難となります。
晴れるのはまだまだ先です。