和歌山ラーメンと毒物カレー事件 和歌山県民が思うこと・和歌山ラーメンとは「中華そば」なり
1998年7月和歌山市園部で発生した毒物カレー事件。
無差別大量殺傷事件で林眞須美が逮捕、有罪判決を受けました。
和歌山ラーメンと毒物カレー事件
当時、私はタクシー運転手の元旦那と子供3人で暮らしていました。
和歌山でのタクシー運転手なんて給料も少なく、私は和歌山市園部の近くに事務所のある内職の発注してくれる店で働いていました。
子供3人での生活は大変厳しい経済状況でした。
そんな時、あの毒物カレー事件が起ったのでした。
言うまでもなくたくさんのマスコミ関係者・テレビ局などが来ました。
そのお陰で、元旦那は忙しくなりました。
そして、あるラーメン屋さんが注目を浴びたのです。
そのラーメン屋さんは義実家の目と鼻の先にあります。
注目される前から何度も食べたことがあります。
ラーメンは好みの問題もあり何とも言えませんが、美味しいですが…
休日ともなると他府県ナンバーの車のお客様が並んでいます。
でも地元の方は殆どいません。
ラーメン屋さんは大きな道路に面し、JR和歌山駅からも近い、阪和自動車道・和歌山インターから一直線でちかい。
そんな立地条件から注目を浴びたのでしょう。
実際、元旦那も駅からお客様を乗せ、近くのラーメン屋さんとなるとそこに案内しましたからね。
和歌山ラーメン=豚骨醬油ラーメンになってしまいました。
和歌山ラーメンの原点は「中華そば」
「中華そば」の中に豚骨醬油ラーメンがあるのです。
わかりやすく言うと「玉林園」(グリンコーナー)の「中華そば」です。
「中華そば」は他のラーメンの比べてあっさり系です。
これが「中華そば」です。
そしてもう一つ。「中華そば」に天かすが入った「てんかけラーメン」です。
天かすの油と紅しょうがが絶妙のハーモニーです。
勿論、「中華そば」を売りのラーメン屋さんはたくさんあります。
しかも、断然美味しい。
小さな店舗で薄汚れた「中華そば」の赤ちょうちんのお店が狙い目です。
そして、「中華そば」のラーメン屋さんのラーメンにはゆで卵が入ってないのです。
それは、「ゆで卵」と「なれ寿司」が別置きで別販売だからです。
別置きの「ゆで卵」を剥いて半分に割り、ラーメンに浮かべる。
黄味にラーメンのつゆが染み込んだのを麺と一緒に口に。
レンゲでスープを一口。
「ゆで卵」・麵・スープの3重奏が絶妙美味しさを醸し出してくれます。
ラーメンだけではもの足りない。
そんな方に「なれ寿司」があるのです。
他に巻き寿司も置いているところもあります。
巻き寿司は1本を半分に切っているだけかぶりつくスタイルです。
しかも、酸っぱくない?と聞きたい位、酢が効いてます。
もう一つの特徴が「○」丸のつく屋号が多いこと。
丸のつく屋号のお店は大体美味しいです。
「中華そば」の思い出
私が小さい頃は「中華そば」は大変身近でした。
出前も気軽に頼める時代で、夕飯が作れなかった時はよく「中華」になりました。
「中華」と言うと中華料理を思い浮かべるでしょうが「中華そば」なのです。
他府県から来た友達が「中華そば」をみて「ラーメン」と言ったのに違和感さえありました。
おわりに
決して豚骨醬油ラーメンが美味しくないと言っているのではありません。
豚骨醬油ラーメンは豚骨醬油ラーメンなんです。
和歌山にお越しの時は是非「中華そば」を召し上がって欲しいと思います。
余談ですが、屋台でチャルメラの音を出しながら車で回ってくれる「王将ラーメン」があります。
あのチェーン店の「王将」とは関係ないです。
昔ながらの「中華そば」の味でとても美味しです。
予め言って置くと来てくれるらしいです。
和歌山にお越しの時、興味のある方は調べて見て下さい。
和歌山ラーメンとは「中華そば」なりです。